2015年9月16日水曜日

学校に辛くて行きたくないJKの駄文を読んで。

この叫びは響いた。

学校に辛くて行きたくないJKの駄文です
http://anond.hatelabo.jp/touch/20150915075144
辛い。
今は虐められてるわけじゃない。友達も少ないながらもいる。感謝しなくちゃいけない。
でも、居場所がない。宙ぶらりんのまま落ちないように気を張ってる。
学校だけがすべてじゃないって言うけれど、中学から同じ人達ともう4年目。
学校がすべてだよ。中退なんて許してくれるわけがない。レールの他に道はない。
中学受験をして、偏差値の高い女子校に行って、途中で台無しにできるわけない。
だから。
はずされたりだとか。陰口を言われたりとか。クラス替えであの子と絶対一緒にしないでくださいって願ったりだとか。
今より醜い存在にならないように必死に透明になりながら足を踏ん張っている。
そんなのをずっと4年間続けて、自分の心はもうすり減ってなくなってるんじゃないかって思う。
15/09/1507:51
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ツイッターのタイムラインでリンクが紹介されていた。これを読んだ妻は、この子の気持ちが分かると言ってた。どこかで同じような思いを抱いたことがあるのだろう。そこに、分かりやすい不幸が現れているわけじゃない。
彼女の様な心に、私たち大人は、何を伝えることが出来るだろう。自分なら、どう応えてあげたいだろうと考えさせられた。

『今より酷い存在にならないように必死に透明になりながら足を踏ん張ってる。』

刺さる言葉だ。これ、若者だけじゃないだろうなって思う。
今の自分への違和感が極まるとき、自分の願いと怖れの本当の声を、もっと大切に聴かなければならない。

人は時に、誰の理解も得られずに孤独になって、暗く深い井戸掘りをしなければならないし、理不尽をくぐり抜けた知性を手に入れなければならない。
変わりたくないとやり過ごそうにも、覚悟や勇気が試される時は必ず来る。
彼女は今、そういう時期なのかもしれない。
学校が全てだよと言う。しかし、何故そう「思いたい」のだろう。どうして、あなたはその考えを「選びたい」のだろう。
このように主体的に問い直すことの意味が分かるだろうか?
外側を変えられないときは、内側で考えるときだよ。
学校と家庭ではない、自分の物語に出会う必要がある。自分の世界を育む必要がある。もっと本に出会うこと。人間の可能性、人生の多様性にもっと触れること。

いくつか紹介する。Amazonレビューでも読んでみて、面白そうなら手にとってみたらいい。

『自分の中に毒を持て』岡本太郎
『嫌われる勇気』岸見一郎
『〈銀の匙〉の国語授業』橋本武

私が世界一だと思う大学講義。そのレジュメは無料公開されている。
http://www.trinityinc.jp/updated/?cat=76
沖縄大学 人文学部 准教 樋口耕太郎

家が無くても生活していける。人のご縁に委ねて旅をし、そこから見える景色を綴っている。自分をオープンにしていれば人間は絶対に死なないと言う坂爪圭吾さんのブログ。
http://ibaya.hatenablog.com/

自分を見つめなおすヒントになれば。

女子高生は、こうして想いを言語化できていて、人の気持ちに届くほどの文章を書けている。素晴らしいことだ。成長を祈る。

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