2015年11月17日火曜日

妻が『セムラーイズム』を読んだこと。

先日、妻が企業経営ノンフィクション『セムラーイズム』を3日かけて読みました。私に何ができるかな?と、家族の将来のためになる何かをしたいと意見を聞いてくれたので、これを読んでみて欲しいと言った。新卒三年目、証券会社に勤務していた頃、それまでの私の仕事観と事業観をぶっ飛ばした本だ。

妻は文学部だ。小中学生の時から日本文学が好きだった。読んだ本は去年も今年も百冊を超えるが、大半が小説。敬愛するのは村上春樹とレディガガ。もう一人加えるとすれば岡本太郎。文芸だ。社会経済や経営の話には弱い。興味が湧かない。同じ文系でも政治経済学部から金融業を選ぶ私とは対照的な感性だ。

そんな彼女が、読みづらい読みづらい言いながら読んでくれました。嬉しかった。



二人の未来のために自分ができることは何だろうかと、真摯な関心を持って聞いたこと。私が重んじたいと考えていることを理解しようとしたこと。私の思う『二人のために』を信頼して、自分の馴染みのない世界のことでも、自分のこととして受けとめようとしたこと。その心を、私は重んじたいと強く感じています。

読む本に読む価値があるから、読むんじゃない。相手の重んじる心をよく理解したいから。大切な人の、大切にしたいことを、大切にしたいから。だから本をシェアする。よきパートナーであろうとする心と行動に価値があるんだと思います。

感想の要約。
読みづらかった。長いし。ところどころ面白かったけど。昔っからあなたが色んな言い方で言ってきたことで、特別新しい内容ではなかったよ。

まぁこの感想も嬉しかったりします。

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